私  塾

更新 2012年10月15日


 13年半前に大学を定年退職してから、 「私塾」 と称して、 自分で主催して、 公開講座をはじめました。

 まだ、山の中の家に完全にひきこもって、著作にのみ専念するには、やや早すぎる、多少は世間様との日常的な接触も保っておきたい、それに関西方面の読者の方々が話を聞きに来て下さいますので。

 というわけで、すでに13年続けてきました。
 毎月10日ぐらいは関西に居て、 この講座をやり、 残り三分の二と夏の2ヶ月は、 山にこもって、 著作に専念、というわけです。

 この秋から第14期 (12年10月〜12年6月) がはじまります。
 前期は、場所の変更ほか大幅な変更がありましたが、今期はほぼ前期の継続で、大きな変更はありません。

 なお、今期もできれば新しい参加者の方を募集いたしたかったのですが、どの講座も、すでにかなり定員を超えており、前期限りでおやめになる人もほとんどいらっしゃらず、空席が生じないものですから、まことに申し訳ありませんが、今期は新しい参加者の募集はいたしません。お許し下さいますように。
 どうしても、という方がいらっしゃいましたら、空席が生じた時にお受けいたしますので (ただし保証はできません。なかなかおやめになる人がいないので)、その旨御連絡下されば、その時になって優先的にお知らせします。
 またほかに何か単独の講演会でもありましたら、お知らせします。

 ただし、以下の表で表題が赤字のものは、主催者が異なる講座ですから、まだ十分に空席があります。よろしかったら、お申込み下さい。

 以下は第14期 の予定です。

会場 講座によって場所は違いますが、すべて、阪神地域で、駅の近く。
申込み すみません。上記のように、今期は新しい参加者は募集しません。
   御質問のある方は、トップページの最後にある通信欄を利用して下さい。

なお以下で表題が赤字のものは、 主催者が私ではなく、 場所も異なりますが、
便宜上ここにのせておきます。

講義
 (1) キリスト教史の出発
 第11期までで完了した 「新約聖書概論」 の実質的な続きです。
 一昨年度からはじめて、今期で3期目です。

 以下は、一昨年、この主題の講座をはじめるにあたって書いた文です。

 この主題にした動機は、前からやりたいとは思っていたのですが、新約概論では個々の文書を各論的に扱うことしかできないので、総括的にキリスト教出発の歴史をまとめてみよう、という思いからです。
 けっこう知られていないこと、今まで無視されていたこと、議論されてこなかった問題など、いろいろあって、1世紀のキリスト教の歴史を、本当に歴史として (聖なる教会の有難い出発のお話なんぞではなく、本当のところ事実はどうだったのだ、という歴史として)、描いてみようと思っています。

 イエスがああいう仕方で死んだ後、いや殺された後、どうしてキリスト教などというものがはじまってしまったのか、そしてそれはどういう流れを形成していったのか、ということです。その流れを出発のところからはじめて、一世紀の末あたりまで追ってみたいと思います。

 敢えて 「出発点」 としないで、「出発」 としたのは、理由があります。 キリスト教は決して、一つの出発 「点」 からはじまったわけではありません。イエスの直弟子たちがエルサレムに集って、天から聖霊を受けて、キリスト教会とその宣教活動をはじめました、などというのは、信仰対象のドグマにはなっても、歴史の叙述にはなりません。そのような形でドグマ化された教会の出発点などというものではなく、本当のところキリスト教というのは人々のどういう動きが生み出したのか、また生み出された後、どのような流れを流れて行ったのか。

 それは、普通なんとなく想像されるよりも、はるかに広範な、複雑多岐にわたる、従っていろいろ面白い矛盾にも満ちた、歴史の流れです。その流れを、どの程度鮮明にとらえることができるかできないか……。

 月に1回  原則として年10回、9月から6月まで。
   今年度 (2011/12年度)のみ、出発が遅れたので、11月〜6月、全8回。
 原則として 第4土曜午後2時〜4時 (12月、4月は第3土曜)
 参加費 今年度は6750円

 (2) 新約聖書概論 (京都)
   私の主催する講座ではありませんが、 新約聖書概論の講座を京都でもやっています。 こちらはまだ継続中。
   今年度はいわゆる公同書簡の続き。ヤコブ書、二つのペテロ書、ユダ書。
   うまくいくと、今年度中に黙示録に入ることができるかもしれません。
   主催者は 「京滋神学講座」
    問い合せ先 すみません、しばらくの間、臨時に、私あてにお問い合わせ下さい。
     トップページの最後にある通信欄を御利用下さい。
   会場 京都市内。御所の近く。
   毎月原則として第4火曜日、 午後7時〜9時
   まだ空席あり。

 (3) リーメンシュナイダーの彫刻 (今年度が第4期)
   これまで何度も他の枠で、またこの私塾でも一度、リーメンシュナイダーを扱ってきました。
   今回、もう一度取り上げます。今回はいわば私としては決定版。
   このところずっと、ロマン、ゴチック、ビザンチンと、教会建築、美術を概括的に扱ってきました。
   いわばこれは息抜きの講座で、楽しくやってまいりました。
   その意味では、リーメンシュナイダーについても同じですが、こちらはやや本腰を入れてやります。

   今年度が第4期ですが、しかしまだ先は長く、今後数年は続きます。
   この講座でしゃべったことの要点は、いずれ本にして出版します。

   リーメンシュナイダー
   15世紀末16世紀はじめのヴュルツブルクの彫刻家。 いわゆる後期ゴチック。
   ですが今や、好きな彫刻家を一人だけあげよと言われたら、リーメンシュナイダーをあげる人が多いでしょうか。
   従ってもちろん、その彫刻そのものを紹介する価値は十分にありますが、
    ……やはり美術作品はレアリスムがとことんまで追求されると、人の心をうつ、ということ。
   しかし加えて特に、私としては、この人の彫刻と生涯を知ることによって、
    またそのために、そのまわりの世界を知ることによって、
    宗教改革というのはいったい何だったのか、ということを、
    ようやくある程度理解することができたように思えるからです。
   やはりこの人のことは、生きているうちに、何とか本にして出したい。

   毎月1回 木曜日(原則は第4木曜、ただし例外多し)、 午後7時〜8時半。

語学
  これまで、どうせ上記の諸講座のために毎月一定期間関西にいるのであれば、その間を利用して、ドイツ語やフランス語を勉強したい、という方はいらっしゃいますので、自分が持っている知識を提供するのも一つの義務でしょうから、小さいクラスで、語学の授業もやってきました。現在やっているクラスが終るまでは、何とか続けようと思っています。ただし、参加者は原則としてこの私塾の他の講座に出席している人に限る。

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