田 川 建 三 か ら の                
お 知 ら せ

                        (第23回) 2018年8月13日、9月9日

                                        TAGAWA Kenzo

目次
     I. 今回の更新、前回の更新 (今回と前回の更新の時に最新情報を記したもの)
    II.出版状況  III.執筆 の予定  IV. 私塾(公開講座)  V. 今日の一言 VI. 通信欄 (タイトル緑字)
    II から VI は、クリックしていただくと、この頁の後方のそそれぞれの個所にとぶことができます。

今回の更新(18年8月13日)
 『新約聖書・本文の訳』 が発行されました
  すでに7月25日に発行、発売されております。
  作品社発行。 税込み価格、上製本(A5判) 4320円、携帯版(A6判) 1944円

  お知らせが遅れて、恐縮です。いつもは、原稿が完成したら、すぐにこの欄に出版予告を載せていたのですが、
   今回はその直後から他の仕事と私用がいろいろつまっていて、おまけに、蓄積した疲労から回復する日数を多く必要としたので、
   予告を書いて発行前に公表する余裕がありませんでした。 お詫びします。

  内容は、新約のすべての文書の日本語訳の訳文だけを集めて、一冊にしたものです。
   『訳と註』は厖大な叢書ですから、持ち歩きはできませんし、その他、訳文だけで一冊にまとまっていれば便利ですから、
    そういう理由で発行したものです。
  本書の特色は、添付の別頁でご覧下さい(右をクリック) → 新約聖書・本文の訳

  当然ながら、いろいろ多く特色がありますが、まずは実物を手にとってご覧くださいますように。
  ただ、とりあえずはまず、巻頭の「はじめに」(そもそも新約聖書とは何か。また本書の特色、翻訳の基本方針、等々) を
   お読み下さいますように。
  それから、各文書の訳文をお読みになる前に、巻末の「解説」(各文書の特色、実態についての解説) もお読み下さいますように。 

  二つの判型
   まったく同じものを、二つの判型で発行しました。
   上製本(A5判、要するに『訳と註』と同じ大きさ) は、保存用、また家でゆっくりお読みいただくためのもの。
     また、小さい字は苦手、という方もこちら。
   携帯版(A6判、ほぼ文庫と同じ大きさ。 製本は、いわゆるペーパーバック)
     上製本をちょうど半分の大きさに縮小したものです。中身はまったく同じ。
     ポケットにも入るし、持ち歩きに便利。
     こちらはともかく定価を安くすることを第一目標としました。
      従って、一つの頁に大量の分量を詰め込んだので、文字がかなり小さい。
    比較的眼のいい人で (しかし私でも老眼鏡をかければ容易に読めます)、なるべく定価が安い方がいい、という場合。

  この本が出版できて、さすがに、年来つもっていた疲れがどっと出て、今はひたすら眠くてたまらないのですが、ともかく毎日眠り続けることにして、目が覚めたら、次の著作にかかることにいたします。

 新しい講座 (8月13日、9月9日)
  この9月より、京都で新しい講座を発足させます。
  今まで京都では19年かけて 「新約概論」 の講座を続けてまいりましたが、それがようやくこの6月で終了しました。
  それで、主催者のご希望もあり、同じ枠で、新しい講座をはじめることにしました。期間は、今度は、ぴったり2年間に区切ります。
    主題 キリスト教史の出発
    場所 京都市内   日程 本年9月〜2020年6月 (7、8、12月を除く)
 主題はキリスト教の出発の時期の歴史ですが、イエスの場合と同様、最初期のキリスト教についても、「信仰」 にもとづいて作られた伝説、作り話などのさまざまな虚構的創作、そして事実を伝えているように思える記述でも、個々の表現等々には教会的 「信仰」 の思い込みがさまざまな仕方で盛り込まれている。 しかし他方では、これまたさまざまな仕方で、事実を伝える面白い情報があちこちに見出される。
 つまりここでもまた、存在している資料、史料を忍耐強く、緻密に検討する努力が強いられる。
 しかし、真面目に、手を抜かないでこの努力を続けていくと、キリスト教の出発の時期の歴史、つまりキリスト教なるものがどのようにして生れ、広まったかという歴史の実態がかなり正確に見えてくるものです。
 そしてそれは、この場合も他の多くの場合と同様に、一握りのお偉い 「使徒」 が作り上げたものではなく、今となっては名も知れない、しかし数えることもできないほどの多くの人々が生み出した歴史の流れだ、ということがはっきり見えてくるでしょう。ここでも、我々はもう、「偉人のみが歴史を作った」 という安直な偉人伝史観を捨てないといけません

 なお、この講座をはじめ、以前からやっている講座も、そろそろ9月の新学期がはじまりますので、新しい参加者の募集は締切りにします。
 来年度 (来年9月〜6月)に欠員が生じたら、またご案内します。
 その他、講座について詳しくは別頁の説明をご覧下さい (次をクリック)。 → 私塾


      ☆       ☆       ☆       ☆       ☆

前回(1月1日)までの更新のうち主なもの (18年8月の現状にあわせて少し書き変えました)
 毎日出版文化賞の授賞式の挨拶
  この授賞式でしゃべった短い挨拶が、一部の人々の間で少しばかり話題になっているみたいですから、
  正確を期するため、私がしゃべった文章をそのままここに公表します。ご確認下さい。
  けっこう面白いかも。→ 出版文化賞の挨拶

 『新潮』2018年2月号掲載の短いエッセー
  上記の挨拶は短かすぎて、言いたいことが十分に言えなかったので、雑誌 『新潮』 にエッセー執筆を依頼されたのを幸いに、
  その中の最も本音の部分をやや詳しく 2頁ほどのエッセーにまとめました。
  「パン屋さんと学者の仕事」 と題した文です。1月6日発売。

  『新約聖書・訳と註』第7巻黙示録についての情報はすべて別頁に移しました。
   次をクリック → 第7巻ヨハネ黙示録 黙示録について、かなり詳しく書いてあります。。
   なお、時間のない方々のために、御自分に興味のある頁を容易に見つけられるように、第7巻のための 読書案内 の頁を作りました。
   その頁を読むには、次をクリックして下さい。→ 時間のない方々に、読書案内

  同第6巻(公同書簡、ヘブライ書)についても、第7巻と同様に、やや詳しい紹介を記してあります。 → 第6巻の特色
  それ以外の巻については、下の 「出版状況」 にある 『新約聖書、訳と註』 全体の紹介の頁をご覧ください。

 『訳と註』を補足する二つの仕事 の予定
  うち一つの 『本文の訳』 は、上記のように、すでに発行されました。
  第2の仕事は、全7巻8冊に対する索引の巻を発行です。
   多くの読者の方々が、「あれ、あの件、どこに書いてあったっけ」 とお思いになられることが時々おありでしょう。
   しかし、全6000頁の中からその個所を探し出すのは、至難の業です。
   従って、索引の巻は必需品と思われるので、作品社と協議して、これを作ることにしました。乞う、御期待。
    『新約聖書・訳と註』 補遺・索引 という巻になります。
   しかしこれは大変な作業ですから、1、2年以内に、というわけにはいかないと思います。

 『訳と註』の誤記誤植訂正表について
   すでに多くの巻が増刷を重ねていて、それぞれ増刷のつど、かなりな程度の修正を行なっています。
   もっとも、そのほとんどは、ご覧になれば誰でもおわかりになる程度の単純な不注意です。
   しかし、たまに、けっこう重要な修正も出て来ますので、誤記誤植訂正表が必要になります。
   それにもかかわらず、長いこと、このサイトにそれを掲載する作業を怠っていて、どうもすみません。
   ようやく全巻完了し、多少時間の余裕を得ましたので、これから少しずつここに公表してまいります。
   現在のところ、このサイトにのっているのは第1巻第2、第3刷での修正についてのみです。左の文字をクリックして下さい。
   他の部分については、これから鋭意努力して、ここに掲載するようにいたします。

うち、重要な修正 (第1巻第3刷と第2巻上第2刷における) とお詫び
  以上のうち、とりあえず、重要な間違いを3個所お知らせしておきます。
  うち二つはだいぶ前からこの欄で指摘してあったものですが、三つ目は17年末にやっと気がついたものです。
  どうしてこんな単純な間違いに今まで気がつかなかったのか、まことに申し訳ありません。

  かなり多くの場合、眠いのを無理して頑張っているので、この種の不注意が生じます。
  しかし、くり返し読み直し、校正もしっかりやっているのだから、普通なら、自分で気がつくはずなのですが……

  第1巻124頁左から4行目 マタイ福音書本文の訳の最後の文
    私があなた達に教えた → 私があなた達に命じた
  第2巻上ルカ福音書 209頁左から12行目 (《幸いの呼びかけ》 の並行記事の指摘
    マタイ6・1−12 → マタイ5・1−12
  第1巻121頁8行目、マタイ27章28節の訳文
    そして緋色の外套を着せて、彼を被った → そして彼の(衣を)ぬがせ、(代りに)緋色の外套を着せた。


 * * * *

以下、各項目ごとに、詳しいリンク頁がついています (「出版状況」 以下で、 項目名に下線のあるもの)。
御覧になるには、それぞれの下線の色文字をクリックして下さい。

II.出版状況 (定価は消費税ぬき価格) 番号は発行年月日順

   15. 新約聖書、訳と註、作品社
       第1巻(第2回配本)、マルコ福音書、マタイ福音書
          2008年7月発行、A5判、878頁、定価5800円(税別)
      現在第4刷 (2014年10月30日発行)
          第2刷での修正 左の文字をクリックして下さい。
   第2巻上(第4回配本)、ルカ福音書
      2011年3月5日発行、A5版、534頁、定価5200円(税別)
          現在第3刷 (2015年4月)
        第2巻下(第5回配本)、使徒行伝
          2011年9月はじめ発行、A5版、約720頁、定価5600円(税別)
      使徒行伝についての 添付地図の特色 左の文字をクリックして下さい。
          現在第3刷 (2017年11月)
   第3巻(第1回配本)、パウロ書簡その1(第1テサロニケ、ガラティア、第1第2コリントス)
      2007年7月発行、A5判、584頁、定価4800円(税別)
          現在第3刷(2014年4月20日発行)
        第4巻(第3回配本)、パウロ書簡その2(ローマ、フィリポイ、フィレモン)、擬似パウロ書簡
          2009年7月25日発行、A5判、820頁、定価6000円(税別)
          現在第3刷 (2015年4月)
       第5巻(第6回配本)、ヨハネ福音書
      2013年6月25日発行、A5判、798頁、定価5800円(税別)
          現在第3刷 (2017年11月)
       第6巻(第7回配本)、いわゆる公同書簡、ヘブライ書簡
      2015年3月20日発行、A5版、844頁、定価6200円(税別)
          第6巻についての案内 ← ここをクリックして下さい。
       第7巻(第8回配本)、ヨハネの黙示録
      2017年8月28日(30日?)発売開始予定、A5版、878頁、定価6600円(税別)
          第7巻についての案内 ← ここをクリック
 
    1.イエスという男、第2版(増補改訂版)、作品社、2004年6月10日発行
    四六判、 430頁、 定価2800円 (税別)       
        現在第10刷 (2015年4月)
    初版は三一書房、1980年3月、多分21刷まで(1999年)
2.書物としての新約聖書、勁草書房、1997年1月初版発行
   現在第14刷 (2013年12月発行)、8000円 (税別)
3.マルコ福音書(現代新約注解全書)、上巻、新教出版社、1972年1月初版発行
   改訂版第3刷(実質初版第10刷)、2007年7月、4000円 (税別)

    4.キリスト教思想への招待、勁草書房、2004年3月10日発行
       現在第7刷 (2014年秋頃)、 定価3000円 (税別)、 四六判 333頁

    5.思想の危険について、吉本隆明のたどった軌跡、1987年8月初版発行、インパクト出版会
        新装版、2004年10月30日。 内容は、 表紙以外はまったく同じです。
       

6.宗教とは何か、 改訂増補版(新書版)、洋泉社 (新書MC) 
   かつて大和書房で発行したもの(1984年3月初版) を、洋泉社から、2巻に分けて発行。
       大幅に改訂、多少の増補。
       上巻、『宗教批判をめぐる』、 2006年5月発行、定価1500円(税別)
     現在第2刷、2006年6月発行
   下巻、『マタイ福音書によせて』、2006年7月発行、定価1500円(税別)     
7.歴史的類比の思想、勁草書房、1976年6月初版発行
   現在、新装版(実質初版第4刷、2006年9月5日))。 定価2700円 (税別)
8.立ちつくす思想、勁草書房、1972年12月初版発行
   現在、新装版(実質初版第6刷、2006年9月9日)。 定価2700円 (税別)
       
9.原始キリスト教史の一断面、勁草書房、1968年8月初版発行
   現在、新装版(実質初版第12刷、2006年9月5日)。 定価4000円 (税別)

   10.批判的主体の形成、 増補改訂第2版(新書版)
        1971年に三一書房から発行した評論集の全文書き直し。
        洋泉社 (新書MC)、2009年11月7日発行  ただし現在絶版
        いずれ、もう一度書き直して、別の出版社から再発行するつもりです。


 翻訳(現在入手可能なもののみ)
    11.ウィリアム・ティンダル、ある聖書翻訳者の生涯(翻訳)、勁草書房、2001年1月初版発行
       現在第2刷 (2001年6月)、8400円 (税別)

    12. ハンス・コンツェルマン著 『時の中心、ルカ神学の研究』
       新教出版社、1965年11月(現在多分1987年の第7刷が最新)。しかし通常版は入手不可能。
       現在、オンデマンド出版で入手可。定価は忘れました。かなり高い。
       Hans Conzelmann, Die Mitte der Zeit, Studien zur Theologie des Lukas,
       4. Aufl. 1962, Tuebingen


 以下の本は品切れないし絶版です。
13.思想的行動への接近、 河田稔氏発行、 1972年11初版発行
       現在第2版、1979年10月、 1500円。 残部なし。 リンク頁を見られたし。
14.Miracles et Evangile, la pensee personnelle de l'evangeliste Marc,
   1966, Paris , Presses Universitaires de France
       数年前に絶版になりました。
       pensee と evangeliste の下線はエ・アクサンテギュです。
   ストラスブールで書いた博士論文です。   


III.執筆予定

 無事何とか 『訳と註』 と 『本文の訳』が完結しいたしましたが、これで終りというわけにはいかないので、一応、もしも自分の人生に余力が残っていれば、以下の著作を順に手がけていきたいと思っておりますが、果してどうでしょうか。

  1. 『訳と註』全巻索引  全7巻8冊にわたって、詳細な索引を作成します。上述 「前回の更新」 を見られたし。
  2. 新約聖書概論(仮題)  これだけは、何が何でも生きているうちに仕上げないといかないので、一休みして体力がもどってきたら、まずこの本を仕上げる作業に集中します。
  3. リーメンシュナイダー もしくは自治自由の都市の形成
  4. マルコ福音書註解・中、下巻  多分この本の続きを新教出版社から出版することは、もう、ありえないと思います。続きは、構想を改めて、別のところから出版するか……

IV. 私塾
 私塾と称して、自分で主催して、定期講座を開催しています。 場所は京阪神地域。
 詳しくは2行上の赤字の 「私塾」 をクリックしてください)。

V. 今日の一言
  今のところ最新は第11回 その1 下手な文章書き。 その2 人間にレッテルを貼るな
 
 既発表分
 第1回の分から全部保存してあります。 上の「既発表分」の文字をクリックして下さい。
 第10回「後期高齢者何とか。あるニュースの扱い」、第9回 「福知山線の事故」、 第8回 「誰があいつを支えているのか」、 第7回「いろいろ」、 第6回 「子どもは誰のものか」、 第5回 「イラクをめぐる嘘論理」、 第4回 「火事場泥棒」、 第3回 「あなた方は何を悲しむのか」 (多少追記を書き込みました)、 第2回 「是非善悪……」 、 第1回「今の日本はこわい」

VI. 通信欄
 とりあえず次の方法で、私のところにメールをお送りいただくことができます。

 まず  http://www.tagawa-kenzo.server-shared.com/FormMail/formmail/FormMail.html にアクセスしてください(左をクリック)。
 これは私個人あての通信欄です。私以外の誰の目にもふれませんから、ご安心下さい。
 通信欄の中の 「郵便番号、住所、電話番号、ホームページ」 はお書きになる必要はありません。無視して下さってかまいません。
 お名前と、ご自身のメールアドレスは必ず書き込んで下さい。
 それで、 「ご意見、ご質問」 欄に、あなたの通信文をお書き下さり、「確認」 をクリックし、その次に出て来る画面で 「送信」 をクリックすれば、送信完了です。

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